俺は席に座る。席にはすでに朝食が用意されている。
「はぁ!」
俺はいら立ち大きくため息をつく。
「一成先輩と練習してたの?」
ふと隣を見ると剛がいた。
「マジで最悪だよ。」
俺は箸をとって食べ始める。
「機嫌悪いんだな。」
俺は返事もせずに食べる。剛はそれ以上俺に何かを聞いてくることもなく、朝食を食べ終わるとさっさと練習に行ってしまった。俺も朝食を食べると部屋に戻った。
部屋に戻ると一成先輩に早速呼ばれた。
体育館に行くと剛と岡井先輩が練習していた。聞こえないが何か顔を突き合わせて言い合いながらしごき合っているようだ。まだ始まったばかりなのだろう。でもお互い鋭く睨みあい顔を近づけていた。どちらも完全に勃起していて、岡井先輩は剛と同じくらい。玉が重たそうにぶら下がっている。剛と違って上反りだがカリが大きい。
俺が横目で見ていると一成先輩が来た。
「ほら、脱げ。」
俺が振り向くとすでに全裸になっている。
「あ、はい。」
俺はあまり乗り気じゃなかった。言われるがまま全裸になる。一成先輩を見ると今回は勃っていないようだ。それでも重たそうにぶら下がるそれは十分大きい。
「朝逝けなくてうずいてんだろ?早速いくぞ。」
脱いだ傍から先輩は俺の腕を持ち、無理やり引き寄せた。顔を目の前に持ってくるといきなり股間を掴む。すでに先輩の手にはローションが塗ってある。
「先輩!痛って!」
俺は思わず声をあげた。朝のことを思い出しいらついていた。
「剛の練習が気になるか?」
先輩は俺の目の前で囁くようにそう言う。
「そんなに気になるなら見せてやるよ。」
そう言うと乱暴に俺の体を反転させて剛の方へ向けると後ろから力強く抱きついて来て、片手で竿をしごいてきた。先輩の股間が俺の尻に当たる。俺は腕を振りほどこうとするが力が強く、そして股間をしごかれ上手く力が入らない。
視線の先には岡井先輩とやり合う剛の姿。お互い全裸で膝を少し曲げ腰を突き出し合い、両手でしごき合っている。お互いだんだんエスカレートしていく。
「オラ!ここか?」
剛は遠慮なくタメ口で責めている。
「全然感じねぇんだよ!ただ力任せにしごくだけじゃだめだっつってんだろ!」
「あああぁ!」
剛は喘ぎ声をあげて腰を震わせる。
「オラ、力抜くな!しごき続けろ!」
「くそ!オラァァア!」
「足りねぇよ!」
「うあぁあ!出ちまう!」
「オラオラオラ!」
「あああ!出る!」
そう言うと剛の竿の先からだらしなく精子が飛び出る。恐らく昨日も目いっぱい逝かされたのだろう。剛の腰はビクビクと震える。岡井先輩の竿を離し、肩に手を置いて腰が砕けるのに耐えている。そんな剛を容赦なく突き飛ばす岡井先輩。かなりのスパルタだ。
「我慢しろっつったろ!逝ってんじゃねぇよ!逝くなら手止めずにしごき続けろ!」
剛はあっけなく後ろに倒れた。容赦なく怒鳴る岡井先輩。剛は悔しそうに立ち上がり叫んだ。
「もう1回!」
そう言って立ち上がると、岡井先輩に突進し再び股間に手を伸ばした。
「上等だ!」
岡井先輩も剛の股間に手を伸ばす。2人とも汗だくだ。体育館に2人の声が響く。
「なんだ、お前ホモか?そんなにしごかれてぇのかよ?」
後ろから一成先輩が囁く。気が付くと俺の股間は完全に勃起していた。
「い、いや、これは・・・朝、逝けなかったから。」
「正直に言えよ。僕は男好きの変態童偵ですって言ってみろ。」
その言葉に俺は頭に血が上った。
「なんなんだよ、朝から!いい加減にしろよ!もう男闘なんか嫌だ!離せ!」
俺は思わず怒鳴ってしまう。力いっぱい先輩の手を振りほどこうとしたが、先輩の手にも力が入る。
「だめだ。離してほしいなら俺を逝かせてからにしろ!」
「嫌だ!離せ!」
「こっちは嫌がって無いぜ?」
先輩は俺の竿の先を中心に掌でこねくり回した。全身から力が抜けると同時にとんでもない快感が全身を貫いた。
「ああぁああーーーー!」
「だらしなく声出してんじゃねぇよ!やられ放題で喘ぐことしかできねぇのか?」
俺の腰は今にも砕けそうだ。だがこのままじゃ俺は剛の方を向かされたままだらしなく逝かされるだけだ。
「はぁはぁ・・・じゃあ逝かせてやるよ!やればいんだろ!」
俺は完全にむかついていた。もうこんなこと止めて帰りたかった。男闘に嫌気がさしていた。だが俺の股間はそれとは裏腹に感じてしまっている。それも悔しくて、俺はこうなったら言われた通り逝かせてやろうと思った。さっきまで逃げようとして後ろから回ってきている先輩の太い腕を掴んでいたが、体の後ろに回し固くなっている先輩の竿を両手で握った。力いっぱい握り、出来る限り早くしごいた。
「やっとやる気になったのか?いいぜ、勝負だ!オラ!」
先輩も竿の先をこねくり回しながら、もう片方の手で根元からしごきだす。
「ああーーー!・・・はぁはぁ・・・そっちだって・・・こんなに硬く・・・してんじゃねぇかよ!」
俺も負けずに必死にしごく。
「はぁはぁ・・・んぁっ・・・。」
先輩も小さく声を漏らす。俺はその声に手ごたえを感じ始める。
「はぁはぁ・・・感じてんだろ!逝っちまえ!」
俺はさらに力を込める。
「はぁはぁ・・・なめんな!」
先輩もさらに力を込めた。竿の先をこねくり回す手は亀頭の裏と表を器用に刺激し、その手に合わせてもう片方の手で根元から先までしごきあげる。カリにしごく指を引っ掛けるように、しかし力強く俺なんか比べ物にならないくらい早くしごいてきた。
俺の竿はもうそろそろ限界だ。
『くそっ、勝てねぇ。』
俺は負けを覚悟した。勝てないならさっさと逝ってこの場から去ってしまいたかった。
「はぁはぁ、ああ!・・・や・・・やべぇ・・・。」
俺はしごく手を止めて先輩の大きく屈強な太股に手をついた。
「オラ、ぶっ放せ!」
「あああああーーーーー!」
俺の叫び声と同時に俺の竿から勢いよく精子が飛び出した。朝、寸止めされてたからいつもよりも勢いよく、同時に玉を掴まれて、まるでポンプのように押し出されているように飛び散った。まるでこの時をずっと待っていたかのように。
俺は腰をがくがくさせながらその刺激に耐える。
先輩も竿をしごく手を止めた。先を刺激していた手は俺の体を支えるように腹の前に回し、わき腹に当てられていた。
俺はあまりの気持ちよさに少しの間放心状態だった。
ふと前を向くと剛が再び逝かされていた。さっき逝ったばかりなのに再び逝かされ、一方岡井先輩はまだ逝っていないようだった。
「もう一回!」
そう言って再び向かって行くが、再び押し倒される。
「勃起してねぇんなら来んな!外走ってこい!」
「・・・はい!」
一瞬岡井先輩を睨むように見つめると、剛は悔しそうにジャージを持って全裸のまま体育館を出て行ってしまった。
俺は肩を揺らし息を整えている。
「よく出来たな。シャワー浴びて外行くぞ。」
一成先輩が後ろからそう声をかけてきた。さっきまでとは違い、いつもの優しい声だ。
「え?」
俺は思わず拍子抜けしてしまった。終わったら腕を振りほどいて暴言の一つでも吐いて出て行くつもりだったのに、あまりに優しい声にそんな気力もなくなってしまった。射精した直後だったからリラックスしていたのかもしれない。
先輩はそう言うと俺の体から手を離し、ジャージを持ってシャワーのあるロッカー室へ向かってしまった。