「うわっ!」
いきなり力強くがっつりと握ってきた。
「おい!やめろよ!」
「何がやめろだ!好きなくせに!オラオラ、やられっぱなしだとこのまま俺にイカされて終わりだぜ!」
相手は完全にその気だ。掴んだ手を上下左右に動かし股間を揉んできた。スウェットの上からだときっと揉みやすいだろう。
「何がイカされるだ!いいから離せ!」
「離すわけねぇだろ!俺のくせに、こんなに簡単にイカされんのかよ!自分にも勝てねぇザコめ!こんなつまんねぇ勝負しに来たんじゃねぇんだよ!さっさとイカせて次行くから思いっきりぶっ放せよ。」
俺の股間はだんだん固くなってくる。
「オラ、硬くなってきたぜ?自分に揉まれて興奮してんのか?」
「ちっ・・・違う!これは・・・不可抗力だ!」
「何が不可抗力だよ!お前は大人しくイカされりゃいいんだよ!」
相手の手はだんだん激しくなっていく。竿を上下にしごくように手を動かしていた。
俺はだんだん腹が立ってきた。
それに、スウェットの上からしごかれていくうちにだんだん俺もさっきのムラムラを思い出してきた。
「オラオラ感じてんだろ!さっさとぶっ放せ!早漏野郎!」
「お・・・お前、どのくらい溜まってんだよ?」
俺は薄く感じ始めた快感を我慢しながら聞いた。
「あ?そりゃあお前と同じ1週間だよ!」
そう。俺もここ1週間抜いていない。どうやら本当に勝負する気で来たらしい。
「そんなに溜まってんなら出してぇだろ?」
俺は思い切り相手の股間を掴んだ。
「うぁ!」
相手はビクンと体を震わせ腰を引いた。
「いいぜ。上等だよ!ちょうど俺も抜こうとしてたところだ!」
俺は押し倒された体を起こし、膝立ちになった。相手は俺の股間から手を離し、俺の反撃に少し驚いているようだった。しかし、その顔はすぐに不敵な笑みに変わった。
「へへっ、やっとその気になったか。」
俺も相手の股間から手を離す。
「相手が俺なら思う存分やれるな。」
俺にも完全にスイッチが入ってしまう。
「なんで手離すんだよ?」
相手は少し不思議そうに俺を見た。
「バーカ。どうせやるなら思い切りエロくやりてぇだろ。お前が俺なら好みも俺と同じだよな?」
俺も不敵に微笑む。
「気が利くねぇ。さすが俺。」
相手も嬉しそうに微笑んだ。
俺は戸棚からローションを出す。そして俺がいつも使っている競パンを出した。俺の分と相手の分。Sサイズの極小パンツだ。
「履けよ。」
俺はパンツを相手に投げつけた。
「へへっ、懐かしいな。」
相手は下着を脱いで競パンに足を通す。俺も服を脱ぎ、同じように足を通した。
「くそ、入らねぇな。」
「ああ、俺も入らねぇ。」
すでに勃起した俺たちの竿は競パンから完全にはみ出してしまっている。極小パンツの中に横向きで無理やり入れた。しかし、横向きに入れた竿は上から少しはみ出てしまっていた。
「これじゃあ・・・。」
「ああ、勝負するならぶつけ合わねぇとな。」
「ああ、横向きじゃあいまいち盛り上がりに欠けるぜ。」
俺たちはお互いを見つめるとにやりと微笑んだ。
「まずは。」
「ああ、一発行っとくか。」
俺たちは歩み寄る。俺は手に持ったローションを相手の股間にぶちまけた。そして俺の股間にも。
「全力で来いよ。」
「当たり前だ。」
俺はローションを床に落とすと、横向きに収められた相手の竿に手を伸ばした。
そして相手の竿を掴む。同時に相手も俺の竿を掴んできた。
楽しむことよりもまずはイカせることが目的の俺たちは、パンツの横から少しはみ出た竿を触った。パンツに塗られたローションを巻き込むように内側の竿を触る。竿をパンツの外には出さないまま、俺たちは竿をしごき始めた。
こうして、俺たちの勝負がついに始まった。
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