俺たちは腰を付き出し合い、逝ったばかりの股間を押し付けた。まだお互い勃起はしていない。しかし、闘争心と興奮は収まらなかった。
今にもとびかかりそうな勢いで睨む。お互いに鍛えた硬い体がぶつかる。そして、股間のふくらみを自分の股間で感じていた。
「次は楽しめそうだな。」
「ああ、簡単に逝くんじゃねーぞ。」
「へっ、こっちのセリフだぜ。」
俺たちはお互いの腰に手を回し、自分の股間を主張するように押し付け合う。
その間、持て余した俺たちは言葉で攻め合いを繰り広げていた。
先に口を開いたのは未来から来た俺だ。
「こんな勝負したかっただろ?」
相手は不敵に微笑む。俺も同時に微笑んだ。
「ああ、たまんねーぜ。しかも相手が自分自身だとはな。」
「最高の対戦相手だろ?一番勝ちてーよな?」
「ああ、でもお前は俺より3年先輩だろ?お前に勝てば俺は3年後俺に勝ったってことになるし、お前は。」
「ああ、3年前の自分に負けたってことになるよな。」
相手は嬉しそうだ。
「ああ、興奮するぜ、先輩。ぶっ倒して俺の処理道具にしてやるよ。」
「ああ、いいぜ。勝ったら俺の体好きにしろよ。その前に俺が逝かせておもちゃにしてやるよ。」
相手は腰から俺の尻に手を回してきた。
「相変わらずいいケツしてやがるぜ、俺。」
俺も相手の尻に手を回す。
「お前が犯すことはないからな、今のうちに触っとけよ。」
「そんなこと言って、欲しいんだろ?俺のデカマラ。」
「へっ、お前こそ、うずいてんじゃねーのか?」
俺たちはおでこをくっつけ合い、より一層鋭い目つきで睨む。お互いに余裕を見せる言葉の応酬を繰り返していたが、内心は悔しさと焦りでいっぱいだった。本当に負けたら否応なく犯されることになる。ますます負けられなくなった。
「我ながら生意気だぜ。俺のほうが年上だぜ?俺に勝てるわけねぇだろ。」
「マラ勝負に歳なんて関係ねぇだろ!お前こそ覚悟しろよ!」
さっきまでの不敵な笑みはどこかへ行ってしまった。2人とも真剣な顔で、だんだん感情的になる。
「ああ、来いよ!どっちのマラが強ぇかケリつけようぜ!」
「望むところだぁ!オラァ!」
俺は思い切り腰をぶつけた。
「あぁ!いいぜ!オラ!」
相手も力強く腰をぶつけてくる。そして、さっきよりも強く腰を押し付け合う。いつの間にか固くなった股間を押しつぶす勢いだ。足に力が入り、お互い譲らぬ押し付け合いが始まった。股間で相手の股間を感じる。
「はぁはぁ・・・。」
「うぉら!・・・はぁはぁ・・・。」
お互い呼吸も荒くなっていく。
俺たちはただ夢中で腰をぶつけあう。時には密着しまま腰を押し付け合う。ピストンするように高速で打ち付けたり、隙間もないほど密着させてつぶし合った。
尻に回した手で自分のほうへと引き寄せ、さらに腰を動かした。
無言のまま、荒れた呼吸をすぐ目の前で感じながら、相手の顔を睨みつけ必死だ。全身から汗が流れてくる。
「オラオラ!・・・はぁはぁ・・・。」
「はぁはぁ・・・ラァ!」
「あぁ!・・・はぁはぁ・・・。」
「そろそろ・・・はぁはぁ・・・硬くなってきたな。」
「はぁはぁ・・・ああ・・・お互い・・・濡れてんぜ?・・・はぁはぁ・・・。」
俺たちは示し合わせたように腰を離した。
俺は床に落ちたローションを手に取ると、蓋を開け先ほどと同様に相手の股間にぶちまけると、自分にも同じように垂らし、乱暴に床に投げ捨てる。
「はぁはぁ・・・続きだ!」
「はぁはぁ・・・ああ!」
「「オラァ!」」
俺たちはお互い相手の股間をパンツの上から握り合った。
すでに興奮して感情的になった俺たちは力加減をせずに思い切りつかみ合う。そのせいで、手は玉に当たった。
「「ぐっ!」」
お互い刺激が走る。本当は自分の股間を手で押えて膝をつきたいほど、結構な痛みが走っていたが、そんなことをしたら負けを認めたようなものだ。俺たちは目を細めながら、不敵に微笑み強がりながらわざと腰を前に出す。
「はぁはぁ・・・いきなり・・・やってくれるじゃねーか・・・。」
「へへっ・・・はぁはぁ・・・もう降参か?・・・はぁはぁ。」
「まさか・・・はぁはぁ・・・こっからだ・・・ろ!」
相手は俺の股間を掴んだ手にさらに力を入れる。
「うぁあああ!」
俺は思わず声を上げる。
「オラ!どうした!そんなに気持ちいいか?」
じんじんしたままの玉に、さらに刺激が走る。気持ちよさよりも痛みが増す。
「ああ!お前にも味合わせてやるよ!オラァ!」
俺もすかさず同じようにお返しをした。
「あああああ!」
相手も声を上げた。
それでも竿は硬いままだ。むしろさっきよりも固くなっていた。痛いくらいに。
俺たちの本番は我慢大会から始まった。
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